コードを演奏する

コードについてわかったところで、実際にコードを弾いてみましょう。
簡単なコードのいくつかを弾きながら、弾けるコードの数を増やしていきたいと思いますが、
指示されたコードをできるだけ早くパッとおさえられるように練習することも大切です。

■ Cのコードを弾く ■

「C」のコードは、C(ド)の上に「ミ」と「ソ」を重ねてできる和音です。
右の図のように「親指」で「ド」を、
          「中指」で「ミ」を、そして
          「小指」で「ソ」を同時に弾くと和音を演奏することができます。
 ○「じゃーん」と1回弾く
 ○「じゃーん」「じゃーん」「じゃーん」「じゃーん」と4回弾く。
 ○リズムを変えて弾く。
 ○テンポを変えて弾く。
など、いろいろ試して指の形を崩さずに弾けるかどうかやってみましょう。
【できるかな】
 下の図は、「かえるの合唱」を図式化したものです。
 Cの和音だけで伴奏できますので、歌いながら歌に合わせて
 全音符や四分音符でリズムを打って伴奏してみましょう。

                         
♪ サンプルを演奏します ♪
全音符で伴奏
二分音符で伴奏
四分音符で伴奏
八分音符で伴奏

■ Gのコードを弾く ■

「G」のコードは、右図のように「ソ」「シ」「レ」の三音を重ねた和音です。
 図のように、
   親指で「ソ」を
   中指で「レ」を
   人差し指で「レ」を弾くのが基本の形です。

「C」のコードを練習したときと同じように、いろいろなリズムやテンポで
弾いて試したり、「C」と「G」のコードを交互に移動しても安定して弾ける
よう何度も練習したりしてみましょう。
【できるかな】
下の楽譜は、「静かな湖畔」の楽譜です。
「C」と「G」のコードだけで伴奏できますので、試してみましょう。

♪ サンプルを演奏します ♪
二分音符で伴奏
四分音符で伴奏

■ 和音の形を変えて弾きやすくする ■
 このようにコードをつなげて弾いてみると、「ドミソ」から「ソシレ」までの距離があり、
手の動きがせわしなく、もう少し動く距離を縮めたくなります。
 そこで、和音を転回させて手が動く距離を少なくし、
速い動きにも対応できるようにしてみましょう。
 「ソシレ」はGの基本的な形ですが、和音を構成する「ソ」「シ」「レ」の重ね方を変え
てもGの和音には変わりはありません。
 つまり、「シレソ」でも「レソシ」でもGなのです。
 ここでは、C(ドミソ)から最も近い位置にある「シレソ」でGの和音を弾けば、
効率的なようです。
CのコードからGのコード(転回1)へスムーズに曲に合わせて指を動かすことができるでしょうか。
何度も試して、思い通りに動かすことができるよう練習してみましょう。

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