フランス人の教育専門家、ジャック・コリノー「不思議の国の学校教育」(第一法規)
○先進諸国の中で「平等主義的な教育をしているのは日本とアメリカの二国」
二国間の決定的な違い〜アメリカの学校教育の平等は「機会均等」の意
日本のそれは「結果の平等」
※「機会均等」〜人種の違いによって教育を受ける機会に差別はあってはならないが、機会が与えられた後の結果については個々人の能力・努力次第
○人々が「結果の平等」をめざしている(他の人と同じであることによって幸せや安心を感じる)状況においては、いわゆる「規制緩和」はあまり機能しないである。
○学習指導要領は今後も日本にとって必要である。なぜなら、もし仮に義務教育の内容を完全に自由化したとしたら、教育好きの日本人は、一丸となって限りなく高い学力をめざし、際限なく教育内容を拡大 していく危険性があるからである。